2016.11.15開催|STRAMD OSAKA 2016 第6回目 受講レポート(2)
2016年11月15日(火)、2016年度6回目となる『STRAMD OSAKA 2016』の講義が開催されました。
受講生のT.Sさんから、当日のレポートが届きましたので掲載いたします!
作成者:
T.S(シンクタンク)
第6回 STRAMD OSAKA 2016 受講レポート(2)
・講義概要
日本屈指の陶業メーカーであるI社が、CI導入を契機に「事業者向けの素材メーカー」から「生活提案型企業」へと変貌を遂げた事例を取り上げ、生活者との良好なコミュニケーション構築をどのように組織変革・業績拡大につなげていくか、検討を行った。
・講義のポイント
外からの声を内部変革に利用する
組織を内部から変革するのは大きな困難を伴う。
そのため、「会社のありたいイメージ」を先に対外的に情報発信し、生活者(ひいては社会)からの指示を得ることで、企業変革の原動力とした。
常識の逆をゆく提案を活用する
I社がシェア拡大を狙っていたのはトイレ事業であった。当時のトイレは、現在よりもはるかにネガティブなものとして捉えられていたが、I社はそうした社会的イメージとは正反対の、ポジティブなイメージをトイレに対して付与するプロモーションを展開することで、トイレ市場において高品質・先端的といった地位を獲得することに成功した。
・コメント
80年代の日本で実際に取り組まれた事例であり、戦術レベルの取組には時代の様相が色濃く反映されていたものの、戦略レベルで提起された内容は現在でも盛んに唱えられている、ある種の普遍性を帯びた内容であった。それだけに、(戦略レベルで大きな差がつかないのであれば)戦略レベルの内容をいかに時代に合わせた戦術に落とし込むことができるかが、雌雄を決することになるとも感じた。
次回のレポートは、2016年11月29日(火)分を掲載いたします。
レポートが届き次第、梅田MAGのホームページで掲載いたしますのでお楽しみに♪
第6回目の受講レポート 第1弾はこちら
2016.11.15開催|STRAMD OSAKA 2016 第6回目 受講レポート(1)
第6回目の受講レポート 第2弾はこちら
2016.11.15開催|STRAMD OSAKA 2016 第6回目 受講レポート(2)