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2016.10.18開催|STRAMD OSAKA 2016 第2回目 受講レポート(3)

2016年10月25日

2016年10月18日(火)、2016年度2回目となる『STRAMD OSAKA 2016』の講義が開催されました。
受講生のY.Nさんから、当日のレポートが届きましたので掲載いたします!

作成者:

Y.N(電機メーカー)

第2回 STRAMD OSAKA 2016 受講レポート(3)

第2回目、中西元男先生の映像講義の内容を簡単にレポートさせていただきます。

・「自分自身をデザイン」することが大切。過去は作れないが、未来は作れる。
・PAOSの仕事は企業の感動的経営の創出、メタプルヌール=蘇業。
・モノづくりのサービス業化重視へ。企業にとって社会のステークホルダーとの価値共有が重要になってきている。
・工業化時代のデザインから情報化時代のデザインへ。日本はデザインを軽視してきたが中国や韓国は国策的にデザインに力を入れている
・企業経営レベルでのデザインが必要。成功の連続はありえない。常に新しいことに挑戦するクセを付けることが大切。今までにない概念は新しいチャレンジをしないと気付かない。
・「聞いたことがある」と「使いこなせる」は別物。ポイントは「なぜ」を問い詰めること。
・「正解」と「明確」は別物。伝わるためには「明確」であることが重要。
・3つの知、暗黙知(万人が共有)、感判知(暗黙的共有知)、形式知(主観的知識)⇒感判知がこれからは大切。
・体力、知力、感力 のうち、体力、知力は数値化しやすかった。しかしこれまで人間特有のものであった感力もAIの出現により機械に代替される可能性が出てきた。
・全世界のAI研究者は6000人だがそのうち3500人は日本人であり、今後日本の強みとなる。
・マーケティングが発展成熟化するにつれ、品質と価格の差別化が限界に達し、イメージ差別化の重要性が増してきた。
・現代はあらゆるものが常に二つの価値、物的価値と情報価値で捉えられている。良い品質であることを情報としてきちんと伝えることが大切。
 ⇒どんなに良いことを考えても、どんなに良い商品を作っても、情報として伝わらなければ存在価値を持たない。
・「伝える」こと。理解訴求(意味)感覚訴求(イメージ)⇒情報価値となる。
・安全確実が保証された社会では、「情報価値」のほうが力を持つ。
・情報過多社会、スピードの時代にはますます「感性訴求」が重視される。
・「伝え方」の問題ではなく、”伝えるに足る価値をいかに生み出すか”の競争時代。
・世の中に具体的デザインを存在させる真の意思決定者は企業の経営者。(デザインと経営学やマー ケティングの境をなくす。)

ここには書ききれていませんが、講義では先生が実際に仕事で取り組まれた事例や、人生経験を踏まえ、STRAMDのコアの考え方をわかりやすく教えていただきました。
先生の一言一句が示唆に富むお話であり、2時間の講義はあっという間に過ぎていきました。
次回からの講義も大変楽しみになる内容でした。

 

次回のレポートは、2016年10月25日(火)分を掲載いたします。

レポートが届き次第、梅田MAGのホームページで掲載いたしますのでお楽しみに♪

第2回目の受講レポート 第1弾はこちら
2016.10.18開催|STRAMD OSAKA 2016 第2回目 受講レポート(1)

第2回目の受講レポート 第2弾はこちら
2016.10.18開催|STRAMD OSAKA 2016 第2回目 受講レポート(2)
            
第2回目の受講レポート 第3弾はこちら
2016.10.18開催|STRAMD OSAKA 2016 第2回目 受講レポート(3)