2015.11.10開催|STRAMD OSAKA 2015 第5回目 受講レポート(1)
2015年11月10日(火)、2015年度5回目となる『STRAMD OSAKA 2015』の講義が開催されました。
受講生のM.Tさんから、当日のレポートが届きましたので掲載いたします!
- 作成者:
- K.H
第5回 STRAMD OSAKA 2015 受講レポート(1)
- ◎事例研究テーマ
- 日本の百貨店DNAとPAOSが行った「新しい百貨店」づくり
◯具体的事例 :
創業120年の歴史と地域一番の売り場面積を持ちながら経営不振に陥った銀座「松屋」の再生ストーリー。
◯PAOSへの依頼主 : 「ミスター百貨店」と呼ばれる「山中かん」氏
◯再生への道筋:
・方針のデザイン
・表現のデザイン
・ビジネスのデザイン →方針からデザイン策定に関与しているのがポイント。
◯経営方針策定仮説
1. 一品性の価値 (例)ここにしかない魅力の創出
2. 競合店との差別イメージ創出 (例)airy、flareなイメージ化
3. 先進性の具体化 (例)「インターナショナル」「シティアダルト」な店へ
4. 集客第一主義 (例)ヤングの集客、行きたい気にさせる
◯コンセプト : 多特化大店
◯ターゲット設定 : オトナ(シティアダルト) 30前後の女性
◯CI作成にあたってのイメージキーワード : [はなやかさ][多用途対応][繊細さ]
◯CI策定にあたって :
・コンペを実施→全46項目あるスクリーニング項目にて評価・選定
・競合百貨店のロゴマークと一緒に並べると引き立つデザインを採用
・採用するからーは1色ではなく2色にして、展開性を高める
◯CI導入後の具体的施策や活動事例
・日本語アナウンスを「5カ国語アナウンス」に
・店内にロゴマーク入りの「石像(レプリカ)」を置く
・キービジュアルを<野菜>にしたデザインを展開
・クリスマス用「ラッピング袋」の人気に乗じパーソナルギフトを強化
・ギフトの相談に乗る「ギフトカウンター」設置
・Gifting Bookとともに「風呂敷」を提案
・松屋バイヤーズブランド「レコメンド」を導入。当初の30アイテムから150アイテムに拡大
・松屋とINAXのコラボ、今トイレが面白い「Comfort Station」を展開
・東京生活研究所による「リファイン」ブランド展開
◯CI導入後の成果
◆売上は、業界の伸び率を超えるペースで右肩上がりに進捗する。 77年417億円 → 91年843億円
◆銀座の好きな店で松屋が1位を獲得
◯新VIS開発方針
・既得イメージを残しながら、きわだちを演出
・新しいトレンド、銀座流トラッド感覚を継承
ちなみに、2014年の銀座松屋の売上は649億円、インバウンド需要の拡大で前年比+9.5%とのことです。
以上
次回のレポートは、2015年11月10日(火)分の第2弾を掲載する予定です。
レポートが届き次第、梅田MAGのホームページで掲載いたしますのでお楽しみに♪
受講レポート(2)はこちら
2015.11.10開催|STRAMD OSAKA 2015 第5回目 受講レポート(2)