STRAMD OSAKA 第6回目 受講レポート(1)
2013年11月19日(火)、第6回『STRAMD OSAKA』が開催されました。
受講生の稲田さんより、レポートが届きました!
- 作成者:
- 稲田(電気工事会社)
第6回 STRAMD OSAKA 講義レポート
梅田MAG講座も最後の講義となりました。
本日は、久保 雅義先生からの特別講義です。
久保先生は、パナソニックで商品開発に携わられて、パナソニックデザイン社の創設や松下電器CIマニュアルの作成などに携わられ現在は、京都工芸繊維大学教授をされておられ、近々では、株式会社近鉄百貨店との共同研究で「あべのハルカス近鉄本店 タワー館」の館内サインのデザインを監修されました。
本日の講義は、「デザインイノベーションと経営戦略」を拝聴いたしました。
Design Strategy として、
- 企業の「無形の資産価値」の評価が重要に
- グローバル競争の激化
- 消費者の選択眼の向上
- 情報化時代のメインテーマ
- 企業の高信頼性が重要
この無形の資産価値がブランドと呼ばれ、ブランドの性質とは、
- 相手に認められて、価値となること
- 推進者(企業)、仲介者(広告代理会社)、消費者が一体になって作りこんで行くもの
- 長期戦略での取り組みが必要なもの(短期で成果を求めるに非ず)
- 素材、素性がしっかりしているもの
- 推進者側での全員活動が求められるもの
であり、ブランドの効果としては
- 品質保証と信頼
- 固定客の維持、拡大
- 価格力、流通・交渉力
- ブランド拡張
また、コーポレートブランドと製品ブランドがあり、「社員の夢」が込められている。
さらにブランドは名称やロゴが一貫した経験(良い思い出)提供するとも教えていただきました。
ブランドという言葉は普段何気なく良く使っている言葉ですが非常に重要で、深い意味が込められていることがいまさらながら良く理解できました。
あと、京都ブランドの現状と評価、ユニバーサルデザインの現状を教えていただきました。
いずれも非常に興味深いお話で、2時間と言う時間があっという間に過ぎて行きました。
私の会社でも、ブランド、CIについて真剣に考えていく時が来ているのではないかと考えさせられました。