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中西先生「STRAMD OSAKA」第1回目 受講レポート(2)

2013年10月20日

2013年10月10日(木)、第1回『STRAMD OSAKA』が開催されました。
受講生の永添さんより、レポートが届きました!

作成者:
永添(機械メーカー)

第1回 STRAMD OSAKA 講義レポート

2013年10月10日(木)第1回の講義が開催されました。
PAOS代表中西元男先生による第1回講義は変わり広がる「経営戦略とデザインのこれから」と題した公開講座を兼ねるものでした。

中西先生はお話の中では
「美術系教育だけでは、デザインは生かせない」
「企業理念そのものをデザインする」と。

デザインとは、二次元で描かれたものや、三次元の形作られたものをイメージしてしまいがち。
しかしここでは、企業理念や長期戦略といった、ビジョンやコンセプトをデザインするといった事を説得力ある着眼点で講座は進みました。

確かに有形無形のものに関わらず、難しいよりは優しく、汚いよりは綺麗なものである方が良いと思われます。
まさにデザインはあらゆる文化の共通分母であり、「何でも美しく無いものよりは、美しいものであった方が良い」とおっしゃられた言葉そのままだと思います。

公開講座の後の本講座では、受講生のスピーチ(3分間)が実施されました。
知っている人、親しき者に寛容になってしまう原則はマーケットのセオリー。
自分の味方を作るべく、3分間で徹底的に相手の心にすり込む様にと指示あり。

プレゼン終了後中西先生からのコメントでは。「クリエイティブと言うが、創造は何となく降りて来るものでは無い。」

過去の要素を組み合わせると意外と良い物が出て来るものであるにも関わらず、企業はつい新しいものを追求しがちである。

音楽に例えると、音符がデザイン(組合せ)されたものが音楽。
昔デザインされている楽曲も、現代の楽曲も音符は同じもの。
音符に変わる新しいものを、探し作る必要は無いとの事。

つい目新しさに走ってしまう自身のプレゼンに反省を感じた言葉でした。