大江先生「実験経営学講座」第8回目 受講レポート(2)
2012年9月24日
9月に入り、2012年度 経営戦略セミナーは後期に突入しました。
後期からは受講生の方に講義レポートを書いていただくことになりました。
事務局に届いた講義レポートを掲載します。
- 作成者:
- 竹内 俊博(食品商社)
2012年9月24日、実験経営学論講座の第8回目が開催されました。
- 【Aチーム】事業名:タイにおけるメガソーラーシステムを用いた発電、売電事業
- 買い手が一社(黒鉛)のため、その買い手との交渉力について劣後する可能性があり。また契約期間とあわせ、イグジットの見極めが課題。
- 【Bチーム】事業名:東南アジアサービス業の逆輸入
- 小規模飲食の展開において、スタンディング形式の業態を検討しては。
- 【Cチーム】事業名:「仁右衛門」(日本食材メーカー・卸売・販売)の中国北部展開/お菓子、豆、だし、海藻、珍味、乾物、粉もの、調味料、麺類 等
- 買い手として富裕層を想定されるが、そのマーケット規模と、導入期における販促対象エリアと物流の掛け合わせに留意する必要あり。
- 【Dチーム】事業名:「仁右衛門」(日本食材メーカー・卸売・販売)の中国南部展開
- 利便性を差別化要因としてインスタント食品形式での展開を検討、ただし中国でのインスタント需要の推定が必要。
- 【Eチーム】事業名:「高繊」(日本製婦人下着OEM 会社)の中国南部展開
- 対象エリアでの該当衣類のニーズの見極め、および高付加価値型商品として販売する場合、価格設定が検討課題。また、高付加価値型の商品の製造が中国で可能か、検討。
- <感想>
- 総じて、ある程度の確度を加味したマーケットボリュームの推定が必要。 また海外進出の場合、カントリーリスクのヘッジ方法、5Fでの優位性の付与が課題。 特に買い手との交渉力を高めるための施策を行なうこと。
- <次回課題について>
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- (1) 主要顧客セグメントの選定(※)
- (2) ニーズ分析(10以上26項目まで)(※)
- (3) アトリビュート分析(余力があれば)
※は必須