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大江先生「実験経営学講座」第7回目|公開講座 受講レポート

2012年9月10日

実験経営学講座の第2回公開セミナーは、職場等におけるパワーハラスメント研究の第一人者であり、心理学やコミュニケーション学にも造詣が深い、株式会社クオレ・シーキューブの代表取締役社長、岡田康子氏をメイン講師として開催された。

テーマを「グローバル・コミュニケーション・デザイン」~バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーション~として、体をつかって体感する体験型セミナー形式であった。

冒頭に、大江先生から実験経営学講座の概要説明と、今回の公開講座の主旨にいて解説があり、実験経営学講座では、

  • 新規でわからないことは、仮説をたてて、それを試してみる(実験する)ことで、検証と修正をくりかえしながら、すすめていき、適切な方向性をみつける。
  • アジア地域への進出を考えるにあたり、マーケットを知るために、留学生とともに協業しながら、事業計画を作り上げる。

という、実験を行っている講座ということであり、今回のセミナーは、2つめのアプローチのひとつの実験として、公開でコミュニケーションについて考えていただく講座であるということであった。

つぎに、岡田先生から簡単に自己紹介をいただいたあと、早速、体験型セミナーらしく、椅子をサイドに片付けて、広いフロアを使って、1対1のコミュニケ―ションワークが始まった。
課題は、第1印象でお話ししたいなと思う人にアプローチして、1対1のペアになるというものであった。

さらに、さまざまな設定条件でコミュニケーションの体形をかえていき、1対1から、次は1対1対1の3人組、そして、4人組みのワークなどを行いながら、ノンバーバルコミュニケーションを実感するというもので、コミュニケーションにおける表情や「あいづち」の効果や影響についてあらためて様々な気付きをえることができた。

体験型ワークで体を動かすことにより、会場全体もだんだんと活気を帯び、コミュニケーションの声もテンションがあがるとともに大きくなってくる様子で、2時間のセミナーがあっという間に感じた。

最後に、コミュニケーション学的なまとめのレクチャーをいただき、ノンバーバルコミュニケーションの重要性の整理をしていただいた。

今回のセミナーで得られた気付きや知識を、日常の職場や実生活に早速活かしていきたいという参加者からの声も数多く、体験型ワークショップを楽しみながら、コミュニケーションについての学びを実感するセミナーであった。