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中西先生「戦略経営デザイン論講座」第15回目 受講レポート(2)

2012年12月4日

2012年12月4日(火)、第15回戦略経営デザイン論講座が開催されました。
受講生の鵜野さんより、レポートが届きました!

作成者:
鵜野 純子(コンサルタント)

2012年12月4日(火)の第15回目「戦略経営デザイン論講座」は、ベネッセのCIプロジェクトを事例とした「企業と文化」についての講義であった。

「Commodity speaks , Culture whisper」 文化はささやくようにしか伝わらない
  →文化は簡単には伝わらないが、一度伝わればその影響は大きい。

とても印象に残りました。

企業の考え・行動(企業理念・活動・実績→企業文化)を伝えることは容易ではないが、それを伝えられることができたのはベネッセの「直島 アート・プロジェクト」である。
21世紀に訪れるべき世界的名所として雑誌で紹介され、多くの観光客が訪れる「現代芸術の島」となったことにより、尊敬に値する企業「ベネッセ」となった。
企業イメージ=企業の情報価値となった素晴らしいCIである。
現在はモノそのものの機能以上に、所有や使用がもたらす精神的満足や、そのモノを製造、提供している企業の考え・行動・社会的役割などが企業の価値や方向性を決める時代になっている。
モノの機能以上の満足を求めるようになった現代においては、デザインも含めそのモノを製造・提供する企業の考え・行動(企業理念・活動・実績→企業文化)をいかに多く「感じさせる企業」であるかが、企業イメージ作りの第一歩であり、「感じさせる」→「理解させる」→「行為を定着させている」が大事である。
あらゆる様式(目標)は欲望や技術で始まり、優れた事例は文化になって残る。
1つの企業が文化になり、経済成長を牽引する。